更年期と抜け毛

最近50代、60代の女性の薄毛が増えています。そのため部分ウイッグなどのCMも見ない日はありません。それほど中高年の女性に薄毛、抜け毛が多いのはなぜなのでしょう。それはまず一番に更年期が考えられます。女性は閉経に向って極端に女性ホルモンであるエストロゲンが減少していきます。

これは閉経のためには必要な流れではあるわけですが、女性にとっては突然のホルモンバランスの乱れと同じことなので更年期障害なども起こりやすく、苦しい思いをする時期でもあるのです。女性ホルモンの中でもエストロゲンが減少すると、どうしてもプロゲステロンが増えることになります。

大豆エストロゲンが減少しプロゲステロンが増えるということは、女性の男性化とも言えるのです。今までエストロゲンが豊富だったために肌も美しく毛髪も多く、女性らしい外見を作り上げていました。しかしエストロゲンが減少すると肌が荒れたり、毛髪が抜けたり、だんだん男性化してきます。

更年期の女性は特に、エストロゲンの減少をゆるやかにするために、大豆イソフラボンなど植物性エストロゲンの摂取など、エストロゲンの量を増やして、急激な減少を抑えるようにすることで薄毛予防にもなると言われています。